新着情報
一覧へ- 2024.10.30
- 10月18日にうったて創刊記念「うったてサロン」を開催しました(リポート)
- 2024.10.23
- 第7回うったてミーティングの参加募集
- 2024.10.07
- 「うったて」の創刊がNHKで紹介されました
- 2024.09.30
- 「うったて」創刊号を発刊しました
- 2024.09.27
- 第6回うったてミーティングを行いました
- 2024.09.01
- うったて公式サイトを公開しました
- 2024.08.23
- 第5回うったてミーティングを行いました
- 2024.08.07
- 第5回うったて編集委員会を行いました
「うったて」は、2023年秋、国内で初めて文学分野においてユネスコ創造都市ネットワークに加盟したおかやまからお届けする「ちいさな物語」マガジンです。
「うったて」は文学創造都市おかやまのまちを描く雑誌です。
日々の暮らし、人々のいとなみ……まちは物語にあふれています。
耳を傾け、拾い集め、見つめ直し、このちいさな冊子に残していきます。
「ちいさな物語」の一つひとつがまちの歴史であり、文化であり、魅力です。
わたしたちは、それを伝えたいのです。
「うったて」は、書道で筆をおろすその瞬間の「起筆」を指す地域の方言です。
ものごとのはじまりや心構えとして用いることもあります。
文学のまちをここから――「うったて」には、そんな思いを込めました。
おかやまの潜在的な魅力を多角的、多面的に再発掘し、「ちいさな物語」として紹介します。
集め、記録し、伝えることでまちの魅力を感じてもらえるような冊子をめざしています。
原稿、編集には多くの市民が参加します。
「うったて」の編集を通じて、文章を書くこと、編集することの面白さを経験・共有します。
「うったて」を読む
うったて創刊号 2024年9月30日 刊行
創刊号の特集は「商店街ラプソディー」。
今なぜ商店街なのか――文学創造都市おかやまでは、2023年3月に文学フェスティバルを開催。
そのなかで表町を会場にした「表町ブックストリート」は、一箱古本市が商店街を行き交う人の足を止め、いつもとは違ったにぎわいをつくりました。
その後、市民が本を持ち寄る「シェア型書店」が、表町や奉還町の空き店舗を利用して1カ月限定でオープンするなど、「文学のまち」の核となるエリアとして商店街が注目されるようになりました。
商店街は品物を売る商店だけの寄り合いではなく、地域の歴史や文化の息づかいが感じられる、生活と文化の交流・発信地なのです。
「うったて」創刊号では、乗代雄介さんをはじめゆかりの作家、しみんライターたちが、商店街をテーマに「押しネタ」を持ち寄りました。お店の紹介やイベント情報でなく、そこで生業を続ける人やモノの魅力を描くことを試みています。
商店街が「文学創造都市おかやま」のシンボル的な存在になってほしい、との期待をこめて――。
巻頭エッセイ
乗代雄介「商店街に、無限の声が満ちている」
七月某日午前二時、日中の人通りが噓のように表町商店街は静まり返っている。二列に並んで遙かに続くアーケードの天窓、飛び石のように右に左に点々と嵌めこまれたステンドグラスも、鮮やかだった昼の輝きを手放している。人がいないのをいいことに右へ左へのんびり進む自転車が、ステンドグラスの合間をスキーのスラロームのように縫っていくように見えたのも束の間、あくら通りを東へふいと曲がっていった。
私は鐘撞堂の小さなレプリカの前に立っているが、それっきり、北を見ても南を見ても誰もいない……。(続きは本誌で)
ひと
20世紀初頭のパリを闊歩した画家藤田嗣治を思わせる、おかっぱ頭に丸眼鏡。イタリア製のジャケットをはおる三宅直人さんは、表町商店街アーケードの東側、江戸末期に医師シーボルトの娘が暮らしたというオランダ通りで、セレクトショップ「koka」を営む……。
うったてインタビュー
作家・村中李衣さん
「……奉還町という名前自体、ものすごく物語性を持っていますよね。お殿様の行列のようなイメージで。そして、ラプソディ(狂詩曲)というしかないような日々が始まったもんだから、こりゃもう歌うように書くしかないなと……」。
うったて主な配布場所
「うったて」は次のところで配布しています。(2024年10月3日現在)
- 岡山県内の図書館
- 岡山市役所本庁舎など市内市有施設
など
その他の主な配布場所はこちらのリストをご確認ください。
※在庫切れの場合もありますので、ご了承ください。
※配布場所は、今後拡大予定です。全国の書店等へも発送しています。
新たに「うったて」の設置にご協力いただける店舗・施設様へ
次号以降の「うったて」最新号の配布・設置にご協力いただけるお店・施設の方は、こちらの申込フォームからご連絡ください。
うったて郵送方法について
送付を希望される方は、「住所」「氏名」「連絡先の電話番号」を記載のうえ、返信用切手を同封して、下記の宛先へご送付ください。
※送付については、お一人様1号あたり一冊とさせていただきます。
予定数に達しましたら終了させていただきます。あらかじめご了承ください。
- 送付先
-
〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1-1
岡山市市民生活局スポーツ文化部文化振興課「うったて送付係」
返信用切手 180円分 を同封してください。
※定期発送は承っておりません。
うったて創刊号ポスターをご利用ください
うったて創刊号をお知らせするポスター(A3サイズ=PDF)です。
設置していただける所は恐れ入りますが出力してお使いください。
うったて創刊号ポスター(PDF)
「うったて」をつくる
「うったて」は、プロの作家、ライター、編集者だけでつくる冊子ではなく、コミュニティーを形成する市民が参加し、発表することが特色です。いわば、プロと市民が一緒につくる「草マガジン」(草野球みたいな)を目指しています。
編集チーム(編集委員会)
編集・制作にかかるスタッフは経験者を中心に編集委員会を設置し、幅広い知見、情報を得ながら編集します。
編集委員
- 青山融(元タウン情報おかやま、オセラ編集長、岡山弁協会元会長)
- 石原正裕(元RSK山陽放送ディレクター・フリーライター)
- 岡田智美(山陽新聞文化部長)
- 根木慶太郎(451ブックス店主・瀬戸内ブッククルーズ代表)
- 三村佳代子(元「タウン情報おかやま」編集者・酒のみむら店主)
- 守安 涼(吉備人出版)
- 山川隆之(編集者・吉備人出版代表)
- 山下陽介(岡山市文化振興課)
アートディレクター
写真
- 加藤晋平(加藤晋平写真事務所)
- 一幡公平
執筆陣
- 乗代雄介(作家、坪田讓治文学賞受賞者)
- 小暮夕紀子(作家)
- 村中季衣(児童文学作家、坪田讓治文学賞受賞者)
しみんライター
「うったて」の編集作業を通じ、ライター(作家)、編集者、カメラマン、デザイナーなど本づくりに関わる人材を育成するプログラムを組み込んでいます。
毎号の特集テーマごとに公開の編集会議を行い、しみんライターによる取材テーマ、原稿を募集し、編集員会でセレクトして掲載します。
書き手と作り手(編集者)、読み手がなるべくフラットな関係であることを目指しています。
しみんライターから寄せられた原稿は、「うったて」本誌へ掲載されなかったものも含め「記憶」の「記録」として保存し、コミュニティーアーカイブとしての活用を考えています。
市民の営み、生活の記憶を文字として残す「記録」は、次世代の創造への活用につなげていくことが可能になると考えているからです。
うったてミーティング
うったてミーティングでは、しみんライターを対象に、まちを知るための勉強会「ライターの教室」と公開編集会議を定期的に開催し、編集に生かします。
うったてミーティングの記録と参加お申し込みはこちら
感想、ご意見をお寄せください。
「うったて」への投稿、またご意見、ご感想は下記のGoogleフォームからお寄せください。
お問い合わせ
〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号
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- 086-803-1054
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